<プロフィール>
1959年生まれ。画家を目指して上京し、85年に音楽バンド「米米CLUB」を結成してデビュー。「浪漫飛行」「君がいるだけで」など多くのヒット曲をリリースし、92年に日本レコード大賞を受賞。97年のバンド解散後(2006年活動再開)、映画監督としても活動の場を広げ、「河童」(94年)、「ACRI」(96年)を公開。2002年からはアート・インスタレーション「GROUND ANGEL」を開催するなど多彩な活動を展開している。
■ポロックとの出会いについて
始めてポロックと出会ったのは中学の頃です。父親が買っていた画集で作品を見て、「何だ、この絵は!」と驚きました。その時はまだポロックの絵だとわかりませんでした。大学生になって画集を買いましたが、絵から感じる激しさや、形にできない心情は何なのかと、彼の絵に引き込まれていきました。
実際、ポロックがいなかったら、今のモダンアートはなかったと思うくらい、ポロックはアメリカのアート・シーンに大きな影響を与えた人だと思います。心情を叩きつけるような作品というのはそれまでなかなかできなったことですが、ニューヨークという特殊な街だったからこそ自由な発想が認められたのかもしれません。彼の絵は、見るものではなく、感じるもの。見ないとその激しさはわかりません。彼の絵の中にはサディズムな雰囲気がごっそり入っているので、その辺りを会場でぜひ感じてみてください。
■本展テーマソング「Where is Heaven」について
彼の絵を見ていると、この人は自分の楽園というか、天国というか、自分が一番落ち着ける場所を必死になって絵の中に探していたのではないかという気がしました。何回も何回もドアを開け、「ここでもなかった」と探しているうちに、作品がまた1枚と増えていった…。ある意味、自分を追い詰めることに喜びを感じていて、周りは、「なぜそこまで…」と感じていたかもしれませんが、必死に自分の居場所を求めていたポロックの気持ちを歌に託し込められたらいいなと思ってこの曲を作りました。